性教育、いのちの授業等、ご依頼に応じて、出張講座を実施いたします。
(2022年度日本助産師会主催子どものための包括的性教育実践助産師育成研修 全20時間修了)
(2023年度日本助産師会主催未就学児および包括的性教育の理解のための研修 全12時間修了)
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現時点では、多様な性のすべてが分かっているわけではありません。
私たちの価値観は、時代や生きてきた環境に、影響を受けてきています。
私自身、自分自身の性に対しての偏りを感じています。
何を大切に思って子育てしているのか、教育・保育をしているのか、そういったことを大切にした上で、『今あることがすべて正確ではない』ということを認識しながら性教育を考え続けていく『性教育へのチャレンジ』が、必要なのではないかと考えています。
性教育は、近年、注目されつつありますが、商業目的やカリスマ性につなげられることが、しばしばみられます。
でも、日本に性教育が根差していくためには、一人一人が性についての学びを深め、周囲の人々とつながり、組織的な取り組みに発展させ、継続していくことが重要ではないでしょうか。
性について知っていることを自分のこととして考え、迷ったとき、困ったときに、試行錯誤しながら、自分なりの答えを見つけていくということが、幸せに生きていく上で何より大切だと思っています。
自分1人で孤独に探すのではなく、まわりの人との関わりの中で、見つけていってほしいです。
⭐そのため、性についてのお話では、【参加型】のスタイルを大切にしております。
性について、一方向に知識を伝えるのではなく、お子様、保護者の方、先生方との『対話』を通して学びを深める中で、一人一人では出会えないような学びを得ることができたら、どんなに素晴らしい事でしょう!
日本は、純潔教育、性行動のリスクを強調した教育、寝た子を起こさないような抑制的性教育が行われてきた歴史があります。
2009年にユネスコ(UNESCO)の『国際セクシャリティ教育ガイダンス』初版が発表されて以降、包括的セクシャリティ教育(comprehensive sexuality education)の重要性が世界的に広く認識されるようになり、2018年には改訂版が発刊されました。
『国際セクシャリティ教育ガイダンス』(改訂版)には、8つのキーコンセプトがあります。
当院では、これら8つのキーコンセプトを軸に、迷信や慣習等ではなく、科学的根拠に基づいて、包括的セクシャリティ教育(CSE)を行っていきます。
また、学年・年齢ごとに「テーマ」を限定的に設定するのではなく、地域やお子様たちの性意識・性行動の実際、お子様たちの体験やニーズ、皆様の疑問を踏まえて、どのような課題があるのかを皆様と共に探求したうえで、セクシャリティ教育を実践していきます。
幼稚園児や保育園児等の小さいお子さんから、小学生、中学生、高校生、また、保護者や大人の方向けにも、包括的セクシャリティ教育を実践させていただきます。
包括的セクシャリティ教育には、妊娠や出産、避妊、性感染症、自分の体について知ること、性被害に遭わないために注意すること、自分や他の人へのrespect、性的同意、セクシャリティ、多様な性、ネットリテラシーなどの幅広い分野がテーマが含まれています。
包括的セクシャリティ教育についてのお話をさせていただくことを通して、皆さんが、「いのちの大切さ」や「ありのままの自分であることの尊さ」を感じ、周りの人を大切にしながら、自分らしく生きるお手伝いが出来たら幸いです。
お子様たちをrespectし、助産師として、包括的セクシャリティ教育をどう伝えていくか・・・ということが、生涯の課題であると考えております。
いのちの大切さを幼い頃から学び、いのちの大切さを深く理解してくださる方が増えてきました。
ただ、いのちの話に注目しすぎてしまうことで、後に『産む選択』をしなかった方が、『命を終わらせてしまった人』と、ご自分を責め、苦しむことがあります。
そうならないような、いのちの大切さのお話の伝え方を、日々模索しております。
『(様々な情報を)知っていたら、こういう選択をしなかったかもしれないのに・・・』と言わせてしまうことが無いように、分かりやすく、十分な情報をお伝えしていくことを心がけています。
ユネスコの『国際セクシャリティ教育ガイダンス』では、5歳からの性教育が推奨されていますが、〇歳~と決めつけず、お子様の様子をみながら、なるべく早めにスタートしてあげてください。
そして、性教育を受ける時期は、決して遅すぎることはありません。
また、何度でも、繰り返し学んだり、学びなおしたりできます。
お子様だけでなく、大人の方も一緒に学んで、価値観の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
セクシャリティ教育を学ぶということは、まさに、自己変革の課題の探求なのです。
セクシャリティ教育をするにあたり、大人自身の体や性などのプライベートなことを、すべてお子様たちに話をする必要はありません。
相手の体や性に関するプライベートなことには、軽率に立ち入らない、それが『相手を大切にするということだ』ということを伝えていくことも、とても重要です。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
当院は、『助産師による思春期の健康教育』(公益社団法人日本助産師会発行)に基づいて、『包括的セクシャリティ教育』を実施しております。