現代は、幼いころから気軽にインターネットにアクセスできる環境が多くみられます。
そのため、予期せぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性も出てきます。
お子様を守るためにも、親子でネットリテラシーを身につける必要があります。
リテラシーとは、正しい情報を取得して知識をつけ、問題を解決する能力のことを指します。
幼児や小学校低学年の場合、まずは、お子様が利用するPCやスマホの機能制限をするほか、フィルタリング機能を活用して、アダルトサイトにアクセスしにくい状況を作ることから始めましょう。
トラブルに巻き込まれた時の相談窓口の確認も必要です。
- 安心してインターネットを使うために 国民のためのサイバーセキュリティサイト(総務省)
- 24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310(なやみいおう)(文部科学省) いじめ問題やその他の子供のSOS全般に悩む子どもや保護者等が、いつでも相談機関に相談できるよう、都道府県及び指定都市教育委員会が夜間・休日を含めて24時間対応可能な相談体制を整備。
- 一般社団法人セーファーインターネット協会 原則としてご本人またはその保護者の方(ご本人が児童の場合)からの通報を受け付けています。誹謗中傷ホットライン:国内外のプロバイダ等に利用規約に沿った削除等の対応を促す通知を行ってくれます。セーフライン:リベンジポルノなど違法なコンテンツについて、無料で画像や動画の削除を依頼してくれます。
- 都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口一覧(警察庁)
- 警察相談専用電話 #9110 犯罪や事故に当たるのか分からないけれど、ストーカーやDV・悪質商法など警察に相談したいことがあるときにご利用ください。全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながります。土日祝日及び夜間は、「当直」又は「音声案内」等により 対応。
ご家庭で、インターネット利用ルールを設定するのも効果的です。
お子様と相談して、「我が家のルール」を決めてみてくださいね。
年齢が高くなると、先輩や友達など周囲からの知識を得たりするので、フィルタリングなどで対応しても、すべて遮断することは難しいと思われます。
アダルトサイトは、成人が楽しむために作られたものであり、あくまでもフィクション、現実とフィクションの線引きが必要になります。
ご家庭ごとに、お子様がフィクションと現実の線引きをしっかりできるかどうかを確認し、利用ルールのあり方について判断する必要があります。
そして、幼い子どもを対象とする性描写や性暴力などの犯罪行為をしているもの、過激な描写をしているものに関しては、禁止するなどの基準をしっかりもうけましょう。
お子様の行動すべてを見守ることはできないので、お子様と相談して「我が家のルール」を決めたら、あとはお子様を信じてみることも大切です。
(ある程度の年齢になったら、ルールや事前の断りなしに、勝手にスマホを見ないようにしましょう。)