性のあり方は多様で、虹のように、グラデーションになっています。
性のあり方に『正解』はなく、そこにあるのは、一人一人が、『ありのままに自分らしく』生きる姿です。
『SOGIE』という言葉を聞いたことがありますか?
私は、最近学びました。
『SOGIE』は、性的指向、性自認、性表現の頭文字をとった言葉で、すべての人がもつ属性を示しているそうです。
【SO】Sexual Orientation(性的指向)どんな性の人を好きになるか
【GI】Gender Identity(性自認)自分の性をどのように認識しているか
【E】Gender Expression(性表現)表現する性。外見、しぐさ、言葉遣いなど。
‘’『SOGIE』は『LGBT』を包括した言葉’’などと称されることもあるようですが、
私は、『SOGIE』という言葉が、性別に捉われることなく、性の多様性、『ありのままのその人』を示した言葉のように理解しています。
米津玄師さんの''Lemon''という曲があります。
♪『切り分けた果実の片方の様に 今でもあなたはわたしの光』
歌詞を聞いていると"Media Naranja''という言葉を思い浮かべます。
"Media Naranja''
片割れオレンジ
スペイン語で運命の人を意味する言葉だそうです。
切り分けたオレンジ同士はもう片方としか、ぴったりくっつくことはないという意味。
プロポーズに用いられるというロマンチックな言葉ですが、“ベストパートナー、妻、夫’’などに値する人のことを指すそうです。
そこにジェンダーによる区別はない。
ジェンダーについて再び学ぶと、私が学生時代に学んだ内容と大きく異なっていることに愕然とします。
いま学んでいることでさえ、本当に正しい理解ではないかもしれない。
でも、ジェンダーに関して、世の中が少しずつでも正しい理解に近づいていると信じたい。
少なくとも、自分が性についての偏見をもっていることを(たとえ無意識だとしても)、まずは理解していきたい。
そこから、性の多様性について、ジェンダーレスについて、考えていこうと思います。
『恋とは?』と尋ねられたら、『お互いに【相手】を恋い慕うこと』などと答えたい。
『彼氏(彼女)いる?』ではなく、『好きな人いる?』と尋ねたい。
『いのち』と深い関わりをもつ助産師として、『ありのままのその人』を大切にしていきたいと思います。